クリニックの本棚にある本の紹介です。
「自分の気持ちをきちんと<伝える>技術」平木典子著
先日、アサーション=自分の気持ちを攻撃的ではなくしっかり伝える方法、の漫画をご紹介しました。
この本は同じ著者が書いたもので、文字と絵がメインの本です。見開き1ページに絵と文が半々なのでとても読みやすいです。また、先日ご紹介した漫画と違って、物語が省かれているので、アサーションに集中してより詳しい内容を知ることができます。
内容もとても整理されていて、一つ一つの見開きごとにわかりやすいポイントが示されています。ポイントを読むだけでも、あー確かにそうかもと目からうろこが落ちることが結構あるかもしれません。いくつかご紹介しましょう。
「誤解やズレは当たり前と考える」
「すべてを伝えることはできない」
「皆、自分なりの見方や感じ方で世界をとらえている」
「神ならぬ人間は完ぺきではありえないので、失敗はしてもいい。」
「人を傷つけないにこしたことはないけれども、傷つけることもあり得ると覚悟する」
「自分を知らせないで人と仲よくなったりすることはない」
「アサーションするもしないも、自分の責任で選べばよい」
コミュニケーションに悩んだ時には繰り返しこの本を開いてみると、その都度発見があるかもしれません。お勧めです。
図解 自分の気持ちをきちんと「伝える」技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ
- 作者: 平木典子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
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