こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます 2026年

新年になりましたね。1日、1日を乗り切っていたら1年が過ぎていたという2025年。年末年始のお休みもあっという間に終わり、本日から診療を開始しております。

2025年を振り返ると挑戦を継続した1年でした。

心理療法は引き続き木村心理師が頑張ってくれています。昨年はSCITプログラムという、他者の気持ちがわかりづらい方を対象にしたグループプログラムを、木村心理師にワンモアという就労支援機関で勉強してもらいました。今年はこのグループプログラムを当院でも実施したいと思っています。

また今年から、ひきこもり状態の方の家族を対象にしたCRAFTプログラムを木村心理師に外部で勉強してもらい、実施できたらと思っています。

地域との連携では、ケアマネ研修にアドバイザーとして隔月参加し始めました。精神科医としての知識や経験を提供できたらと思っています。神戸市のアウトリーチチームにも引き続き参加しています。こちらはなかなかハードです。しかし、CRAFTの達人とも接点を持たせていただき、このご縁で木村心理師もお世話になることもできました。地域ではまだまだたくさんの問題があり、解決も手探りな状態なので、これまでの研究の視点も活用しながら何か突破口を見つけていきたいものです。

就労支援の会も4回まで実施しました。ただ、就労支援機関がとても多く、一方で興味を持たれる医療機関は少なく、医療機関がどのように貢献していくかがちょっとわからなくなってきました。顔が見える関係を作るのが一番という気がしていますが、世の中には怪しげなところもあるようで、恐る恐るという感じです。会の頻度は減らしていこうと思っています。

訪問診療も継続していますが、そこまで多くの引き合いはなく、一定数を継続しています。ただ、やはり難しいケースもあり、模索です。

研究面では、強迫症アプリの研究開始から1年経過し、あともう少しで完了まで来ました。80名集めるのが目標ですが、現在64名です。なんとか今年の前半までに完了できたらと思っています。協力してくださるクリニック、病院も増えました。

この研究が完了したら、もうちょっと個人個人の体験を深めてうかがうような研究をしたいと思っています。そのために質的研究という方法があるのですが、その本を勉強しながら翻訳するのが今年の大きな目標です。

個人的な成果は労働衛生コンサルタントの試験に合格したのと、認知行動療法の認定医・指導医制度が始まって、これまでの流れで認定医・指導医になったことです。なかなか本格的に認知行動療法を実施する時間が持てないのですが、ツールを工夫して短時間でお伝えする方法も模索しています。

対外的な仕事でやや疲れがたまっている感もあるので、ペースを考えながら進んでいければと思っています。支えてくれるスタッフにも感謝しつつ、皆様のお役に立てるよう努力してまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。