こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

産業医の講習会に行ってきました

7月13日から15日まで産業医の講習会に行ってきました。びっちり勉強でしたが、大変ためになる講習会でした。

産業医というのはもしかしたら、皆様になじみがないかもしれません。50人以上の職場には産業医を配置するのが義務になっています(非常勤でもよいのですが)。1000人以上もしくは、危険な職場で500人以上の職員がいる会社では、常勤の産業医がいなければいけません。

産業医は医者なのですが、治療はしません。職員が健康で勤務し続けられるように、職場環境を巡視して、有害業務をいかに減らすかを会社にアドバイスします。有害業務と言えば、工場などイメージされるかもしれませんが、事務作業でも腰痛とか、目の使い過ぎ、長時間残業とかありますよね。そういうのも有害業務です。

要は病気を出さないという医者です。

普段は私はクリニックで病気の治療をしているわけですが、この産業医の予防という仕事もなかなかやりがいがあるとともに、挑戦もたくさんあります。今回の講習会で、こちらの仕事も少し深く貢献してみたいなとも思い、刺激をうけました。

ちなみに、会場は日本医師会館というところで、初代医師会会長が北里柴三郎、新1000円札です。日本医師会館の玄関に、新1000円札、しかもNo7というのが飾られていました。

 

北里柴三郎先生の銅像

新1000円札