こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本の紹介: ひきこもりなんて、したくなかった

過酷な人間関係から、不登校、精神科入院、ひきこもり、そこから新しい人間関係を見つけていく実体験のお話です。 非常に表現力のある方で、素直な様子が文章から伝わってきました。家族や教師、医師とのつらい過去の話は、読んでいて胸を締め付けられるよう…

本の紹介: 私がひきこもった理由

本の紹介です。「私がひきこもった理由」田辺裕著 ひきこもり経験者が15人のひきこもり経験者に会ってインタビューするという本です。なかなかできるものじゃありません。インタビューの雰囲気も伝わってきます。 それぞれの方の話を読んでいると、一口にひ…

本の紹介: 「双極性障害の人の気持ちを考える本」

本の紹介です「双極性障害の人の気持ちを考える本」加藤忠史著。 以前、加藤先生の本を紹介しました。「これだけは知っておきたい双極性障害」という本で、双極性障害(躁うつ病)についての様子、治療など全体像を説明してあるものです。 今回ご紹介するの…

本の紹介: ひきこもる心のケア (どちらかというと専門家・支援者向け)

今日は本の紹介です。「ひきこもる心のケア」杉本賢治編です。 引きこもり経験がある著者が専門家のもとをおとずれてインタビューするという面白い本です。大学の職員や地域の支援者などなどへのインタビューですが、支援者の中にはひきこもり経験者もいて、…

医療者向け: 10年前の研究が新聞に取り上げられました 「未知の感染症アウトブレイク下で病院勤務者のやる気を出す要因とは?」

コロナウィルス感染症のニュースが日々流れています。2009年に新型インフルエンザが流行した時も、感染症のリスクの高さがわからず、様々な方々が恐ろしい思いをしました。ずいぶん昔のことなので忘れている方も多いかもしれません。当時もマスクが店から売…

本の紹介: ボクはやっと認知症のことがわかった

本の紹介です。「ボクはやっと認知症のことがわかった」長谷川和夫著。 長谷川先生は認知症研究の世界で日本では超有名人です。物忘れの検査には代表的な2つの検査があります。MMSEというものと長谷川式スケールです。後者を作ったのが長谷川先生です。 私…