こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

本の紹介: マンガで読む 禁煙セラピー

今回は久しぶりに本の紹介です。「マンガで読む 禁煙セラピー」アレンカー著

 

産業医をしている企業の社長が禁煙を推進する宣言をされたということで、禁煙についてできることはないかと探していたところ見つけた本です。

 

 

実は医学部の学生時代、研究室配属体験というプログラムがあり、公衆衛生系の研究室に入り大学での喫煙状況の実態調査を行ったことがあります。

www.jstage.jst.go.jp

その時に、実態調査をするだけでは何とも言いっぱなしで潔くないと思い、なにがしかの働きかけをしようと思ってイベントをしたりしました。当時、医学部敷地内にひそかに喫煙ができてしまうところがあって、そこに禁煙本でもおいてみようと思って探していたところ、今回ご紹介する「禁煙セラピー」の本がありました。

たばこの煙を計測する方法はないか、メーカーに問い合わせてみたり、今でも記憶に残っています。

とはいえ、それぐらいでその後は禁煙に積極的にかかわることはありませんでした。

あれからもう20年弱ぐらいの時間がたって、再びこの本を巡り合ったというところです。

この本は、今たばこを吸っている人は、この本を読み終わるまで吸い続けてください、と衝撃のメッセージから始まります。

今は禁煙外来やアプリもあるようですので、ちょっとでもやめてみようかなと思う方はぜひ読んでみるとよいと思います。ずいぶんたばこの値段も高くなりましたよね。おいしいものとか、見たいもの、行きたいところ、聞きたいもの、したいこと、禁煙を続けたらそのお金で実現できるかもしれませんよ。