こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

本の紹介「置かれた場所で咲きなさい」

なんと1か月以上ブログが開いてしまいました。本の紹介を途中まで書いてそこから止まっておりました。

 

「置かれた場所で咲きなさい」という本の紹介です。

 

 

先日寝づらくて、テレビをつけると故郷が映っていて、懐かしく余韻の残る気持ちになりました。それで余計寝るのが惜しくなり、他の番組を見たところ、二・二六事件で陸軍大将を殺した兵隊の弟という方の話があって、その殺された陸軍大将の娘という修道女の話が続きました。父の殺害を目の前で見たとのこと。番組はこの二人の交流と、修道女の人生を追ったものでした。

その方は自分が気が強いとかおっしゃるのですが、雰囲気がとてもやさしく、また紹介される言葉が、何となくその時の自分に響くようで最後まで見てしまいました。

この方は人生を変えるような苦労をされて苦しみ、その時に自分を変える言葉に出会って、その言葉を繰り返しながら生きてこられたので、言葉が人に伝わるのじゃないかなと思います。

パソコンで調べてみると、旭川の出身とか。本も書かれていて、過去にはたくさん売れていた様子です。私は旭川の出身ではありませんが、北海道出身なのでその点も親近感があり、本を購入してみました。そのうちの一つが「置かれた場所で咲きなさい」です。キリスト教の修道女の方だけあって、宗教的な香りが背景にありますが、それでも苦しい時に支えられる言葉はたくさんあるように思いました。

なにせ名言がたくさんあって、何をご紹介しようかと思って、早1か月ほど経過してしまった次第です!他の本の言葉と合わせて、2つご紹介します。

 

 

 

どんなところに置かれても花を咲かせる心を持ち続けよう。

(境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。「現在」というかけがえのない時間を精一杯生きよう。)

学歴や職歴よりもたいせつなのは、「苦歴」。

(これまで乗り越えてきた数々の苦しみ。気がつけば、それらは経験という宝になっている。)

著者の渡辺さんはうつ病も経験されたとのこと。時に自分に厳しすぎると、しんどくなることもあると思います。その時は、自分に優しくしてあげてもいいんじゃないかなと思いますよ。

なにせ名言がたくさんで、選んでいるうちに早1か月以上。その割には2つしか言葉を紹介できなくてごめんなさい!