こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

本の紹介: 10代のためのもしかして摂食障害?と思ったときに読む本

今回も本の紹介です。「10代のためのもしかして摂食障害?と思ったときに読む本」おちゃずけ著です。

 

摂食障害の本、色々ありますが、これは読みやすいです。マンガです。しかも著者が摂食障害の経験者なので、正確にも書かれてあります。摂食障害かなと思っているかただけではなく、親や支援者にもわかりやすい概説になっています。

摂食障害という病気がどのようなものか知りたいときに最初に読む本としてはとても良いと思います。”10代のため”と書かれてありますが、そうでない方にも十分役に立ちます。

この本のもう一つの特徴は、経験者が原稿を書いているコラムがあります。やはり経験者の言葉は直接みなさんに届くような力があると思いました。

摂食障害の病気の様子、きっかけ、体や行動への影響、どんな治療があるか、周りの対応はどうしたらよいか、非常にコンパクトにまとまっていてお勧めです。