２０２２年になりました。振り返ると1年が長いような、あっという間のような気がします。
皆様はいかがでしょうか？
２０２１年も世の中は新型コロナウィルス感染症に振り回されました。発生当初のように、町から人がいなくなるという感じまではいきませんでしたが、みんなで集まることもなかなか難しく、人と人のつながりが持ちにくい1年でしたね。長期化により精神にも大きなストレスがかかっていたように思います。
当院で進んだことといえば、強迫性障害に対する認知行動療法がだいぶ件数を重ねることができて自信をもってお勧めできるレベルになったことです。不眠に対する認知行動療法も始めましたが、こちらは意外にご希望される方が少なく、どのように提供できるか模索中です。
今年は強迫性障害に対する認知行動療法をソフトを使用してカウンセラーを介することなく治療する研究も進めていこうと思います。昨年から開発しているのですが、今年中には対象となる方で希望される方に試用していただこうと思っています。その上での実証研究は来年あたりになるでしょうか。
それから、社交不安障害に対する認知行動療法も可能な範囲で導入していきたいと思っています。日本での第一人者にスーパービジョンを受けながら研鑽を積み重ねているところです。
地域の他の機関との連携はコロナの影響もあり、横ばいです。遠方の地域の保健所にお手伝いにも行っていましたが、あまり手を広げすぎても色々おろそかになってしまったり、中途半端になってしまったりするので、やるべきことを選択・集中していきます。
自分自身のこととしては仕事柄、目を使うことが多いので、目や肩や首のコリが課題です。体も大事にしないといけませんね。
どうぞ皆様もお体にお気をつけて1年をお過ごしください。良い年になりますように、お祈り申し上げております。
