こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

とある精神科病院に見学に行きました、そうして刺激をうけて・・・

これまで色々な精神科病院を見てきました。

常勤で勤務していた時もありますし、定期的に当直、不定期で当直、ヘルプで当直などもしてきました。そうすると、良くも悪くもそれぞれの精神科病院が良く見えるのです。

しかし、開業してから精神科病院での当直をすることがなくなってきたので、自分から見に行かなければ精神科病院を見る機会がありません。

特に状態が悪い患者さんの入院をお願いする入院先の様子もしっかり見ておく必要があります。

そんなわけで先日とある精神科病院の見学に行きました。直接・間接的にお世話になってきた病院で、私のかつての上司も一時勤務されていました。

 

一般の病棟もきれいだったのですが、リワーク病棟がホテルのようにきれいでした。病室などなども拝見しました。これだけきれいなところであれば、ゆっくりと休むことができるだろうなと思います。そもそもhospital(病院)はhospitality(おもてなし)、hotel(ホテル)という言葉と語源が同じです。当院は病院のように大きくはありませんが、患者さんの気持ちを少しでも和らげる環境というものも考えていかなくてはならないと思いました。私も病院を受診する時は緊張しますから、当院に来られる方も来るだけで緊張されるのではと思います。

そんなわけで、診察室のレイアウトを変えてみました。これから電子カルテの入れ替えもあり、パソコンを増やすために机も増やさなければならないと事情もありましたが・・・待合室にも空気清浄機を設置しました。

 

診察待ちの時間を有意義にできるように、色々な精神科セルフヘルプの本も置いてありますが、気軽に読めるものも考えなければいけませんね。音楽も・・・五感を和らげるクリニックとなるように、まだまだ改善の余地はたくさんです・・・