こころの診療所 から

宝塚市大橋クリニックの院長ブログです

地域包括支援センター 和み(なごみ)に行ってきました!

地域包括支援センター巡りを細々と続けています。
今回は和み(なごみ)に行ってきました。(11月30日)

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やっぱりいくつか回っているとそれぞれの特徴が良くわかりますね。

 

この和みさんは、就労に注力しているセンターです。清掃や農作業など体を使う仕事を通じて、仕事に慣れていくという場所です。就労支援A型や一般就労を意識しながら活動しているようです。

(ちなみに就労支援A型というのは、最低賃金を保証されながら一般就労を目指す場所です。負担が軽かったり、時間が短いことが多いようです。ただ、しっかり通える方を主に対象にしています)

 

和みさんの良さは、地域活動支援センターでありながら、就労経験ができることです。A型などはやはり、ほとんど休まず通勤できることが必要になりますが、そのしばりが地活ではかなりゆるいため、そのプレッシャーをあまり感じずにいくことができます。

以前訪問した、ひなたさんは、こういう体を使った就労よりもむしろ、就労を意識する場所は内職でしたが、和みさんはもっと外での活動が多いです。

 

H16年ごろから開所しているということですが、所長さんもとてもパワフルでよいかたでした。詳細は個人情報になるのであまりかけないですが、もともとはかなりのスポーツマンだったということです。お話を伺っていて、納得でした。
開所当時は、仕事を探すのが大変だったということですが、現在では仕事ぶりの評判が広まり、色々な所から依頼がくるということです。

当院と住所が同じだけあって、時々患者さんと一緒に来られますが、伺ったのは初めてだったので見学にいってよかったです。

 

センターは小林駅から歩いて5分ぐらいです。大きな机があって、奥が更衣室?かな?とてもシンプルな作りです。外での作業を重視していることが良くわかります。
私が見学に行っていた時も、仕事場から帰ってきた利用者さんがいらっしゃっていました。

 

一言で地域活動支援センターといっても、色々な特徴があるようです。医療者もしっかり把握して、患者さんにあう場所をすすめられるとよいですね。